冷たい君の裏側に

思いっきりこぐと、冷たい風が気持ちいい。

あたしが遊んでいる間、柊は隣のブランコに座っていた。

「あっ!噴水だ」

公園の真ん中に、大きな噴水がある。
「綺麗!」

柊にパシャッと水をかけた。

「っ冷てぇ」
「きゃはは!気持ち良くない?」

パシャパシャとかけると、睨まれた。

「…てめぇ」

柊に仕返しされた。
2人で水遊び。


「っつかれたぁ」
「はぁ…高校にもなって水遊びとか、わけわかんねぇ」
「楽しかった!」


なんだかんだ言って、柊もわらってる。



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