もう一度
小雨が降ってきた

この雨はきみが泣いているものなのかな?
そう思うと涙が出た。
止まらなかった。

わたしはまるで、
小さな子供のように
大声をあげながら
人の目を気にすることもなく
泣いた。

きみがいなくなったことが現実のことだと、
もう二度と会えないと
わかったから…。
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