まだ、君を愛してる.doc
新島さんが帰ると、部屋の様子は一変し、なんとも言えない寂しさが充満した。それに耐えられなくなった僕は、ベランダに出て、オレンジの月を見つめた。
吸い込まれそうなオレンジ。手を伸ばせば、オレンジの中へ僕を誘ってくれそうだ。手を、手を伸ばす。どこまでも伸ばす。
この身が引きちぎれんばかりに伸ばす。そして・・・。
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