【完】キミがいた夏〜Four years later〜
その頃から渚は、ひどい不眠症に悩まされていたようだ
無理もないのかもしれない
自分の眠っている間に最愛の人を失って
彼は病院で睡眠薬を処方してもらっていた
渚が再び女の人と遊ぶようになったのもその頃からかもしれない
一人では眠れないらしく、その日限りの相手を探しては一晩を共にする
トビーさんに酷く叱られていたことを思い出す
そうしてそれは夏が終わると同時に止み、夏が来る度に繰り返された
そしてまた夏がやってこようとしている