【完】キミがいた夏〜Four years later〜



「美鈴は関係ないでしょ!実際に美鈴がいないところで事故が起こったんだから」


「そんなことない!
私は人を不幸にする人間なのよ!
その人のことを思うだけで不幸にしてしまうのよ」



美鈴は何かに酷く怯えていた


小さな子供みたいにブルブル震えながら


また呪文のように何かを呟いている



「私のせいだ…私のせいだ…」



私たちのそんなやり取りを見て、都さんは何かを感じ取ったのか


座り込む美鈴に近づいて話はじめた



「美鈴ちゃん、違うのよ渚は助かったのよ?」



美鈴が何のことかわからないような顔で都さんを見る


私にもその意味がわからなかった




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