【完】キミがいた夏〜Four years later〜



私は美鈴の隣に立って同じように海を眺めていた



渚の調子は悪くないように見えるけれど



さっき接触事故を起こしたことで、体力は相当奪われているはずた



でも…



渚は笑っていた



これ以上楽しいことはない様な顔をして



少年のように笑っていた



「橘先輩…綺麗…」



隣にいる美鈴からそんな声が聞こえてきた



美鈴を見ると瞳から絶え間なく涙がこぼれている





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