譲りアイ


「プッ、アハハハハッ!おまえの脚みじけーからだろ!」


「っ!な、なによー!しょうがないじゃん!ガクの方が背高いから当たり前でしょー?!」


「アハハハハッ、マジうける!これから短足って呼ぶわ。」


「ぎゃー!短足じゃないもん!!てか短足ってよぶなー!!」


「へいへい、クククッ。でも笑いが止まらん!」


「ガク意地悪すぎなんだよ!もーいいからじゃんけんしよっ!」


「わ、わかったって・・・クククッ」



ガクはお腹を抱えて爆笑しながら手を出す。



「「じゃんけんポン」」



よく見ると階段まであと1メートルもない。

これなら楽勝で勝てるかも…!


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