譲りアイ


「イエーイ!また勝った!」



またパーで勝った私はまた6歩進む。

階段まで1メートルもなかったから、階段の二段目まで登れた。




「おまえズリーって!後出しナシ!」


「負けず嫌いなガク君、そろそろこのゲームを終わりにしましょうか?」


「カッコつけるな 笑」




その後はあたしが手加減したおかげで、ガクはあたしに追いついた。(←負けを認めてないだけ。)




もうあと5段くらいであたしは階段の上に着くんだけど、ガクはあたしよりはるか遠くにいる。




「これで勝負着くよー。勝ったらなんかおごってよ。」


「はぁ?もうおごったし!だから勝たせろー!!」


「「じゃーんけんぽんっ」」



今度はガクがグーで勝ってあたしは負けた。
だからこれでガクは追いついちゃう事になる。



「へっへー♪ざまァ。」



そう言って“グリコのおまけ”分、7段上る。

あたしと一段の差。


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