ひきこもり女学生の脳内断面図
一体、どこで道を踏みちがえたというのか。
とりあえず、席に着いたころから回想してみよう。
席に着いた途端、私は例の店内に流れる音楽の心地よさに猛烈な睡魔に襲われた。
「今日は何センチくらいをご希望ですか?」
さっきの美容師のお姉さんが、私にそう尋ねている。
私はあまりの睡魔に、首が沈没しかけている。
「うーんっと、87センチ。先生のウエストは・・・89センチ」
「お客様、87センチはちょっと切りすぎではないでしょうか・・・」
「だいじょうぶだいじょうぶ。87センチ、87センチ・・・」
「お、お客様・・・」
こんなところでも愛しの先生のことが頭から離れないとは、病気である。
さすがの美容師も「それはできない」と言う顔である。
半分寝ボケていた私は、こんな恐ろしいことを口にしていたらしい。
理性があるとは到底思えん。