ひきこもり女学生の脳内断面図











なぜわざわざ「」で文字をくくったのか。それは前述した「ウインク」と全く異なった動作を奇人がしたからなのだ。











何事にも力みを伴わせる奇人のウインクは、見栄えだけはもはや顔面神経痛に等しかった。







あの不気味な音は、やはり顔半分から発せられたものだったらしい。









だがしかし。








心は恋する乙女、まさか自分が醜態をさらしているなど、今の時点で自覚はない。









そんな無自覚な奇人を現実世界へ引っ張り戻したのは・・・・








「大丈夫、痙攣?」








という、私の作戦に対する先生のあまりにも正直な感想だったのだ。










先生の言葉が降りかかるのと同時に、私の頭頂部には5トンの重りが落ちた。

















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