ひきこもり女学生の脳内断面図









「それでね、今日はこれから予備校なんだけどスーパーに来たのは・・・」








「?」







私は言いながらリュックの中から「あるもの」を探していた。









「はい、これ。優太さんにも作ったから・・・」








私はピンク色の袋に入ったチョコを、彼に渡した。









「えぇー!嬉しいなぁ。まさかアキちゃんからもらえるなんて思わなかったよ」









先生にそっくりな顔して、優太さんは子供みたいにはしゃいでいる。やっぱりチョコを貰って嬉しくない男はいない模様だ。





















< 235 / 303 >

この作品をシェア

pagetop