ひきこもり女学生の脳内断面図








冷蔵庫まで蟹歩きで忍び寄った私は、卵と牛乳に目をつけた。







ひきこもるようになるとわかるが、案外昼間でも、家に一人きりというのは結構ビビることが多い。







そういうわけでの蟹歩き、は私にとって定番なのだ。









腹減りを予期した私の胃袋。恋する乙女だって、腹は減るのだ。









この材料なら、ホットケーキが作れる。そう思った私は、肝心のホットケーキミックスがないことに気がついた。







カレーのライスを炊き忘れ、とはこのことである。







「仕方ない」とため息をついた私は、静かに冷蔵庫の扉を閉める。








そうして日向ぼっこ中の猫にアイコンタクトを送って、駆け足でスーパーへ向かった。







もちろん、ホットケーキミックスを求めて、だ。













< 51 / 303 >

この作品をシェア

pagetop