美加、時空を越えて
守「本当に美加に瓜2つですね。
遠い親戚とか、でも無いんですよね。
美加は、寿司が好物ですけど、美加さんは何がお好きですか?」

美加「奇遇ですね。私もお寿司は大好きです。
特にいくらが」

守「うわあ。美加も、いくらには目が無いんですよ」

美加「守さんは何が好きですか」
話が弾んだ。
今、守が仕事上で、悩んでいる事も、美加は知っていた。

たまたま同じレーンになった美加は、
思い切って聞いてみた。
「守さんのお仕事って大変なんでしょう。
人間関係はうまくいっていますか?」

「そうなんですよ。
実は上司と、そりが合わなくて悩んでるんです。
女性が上司なんですが、やりにくくて仕方がないんですよ。 
女の人って、どうしてあんなに気分で話すんですかね。         仕事に感情を持ち込むべきではない、と僕は思いますが。
美加に相談しても、そんな事は、自分で解決してよって冷たいし。
美加さんって、美加よりもどことなく大人で
経験積んでるって感じだから。
そうだ、美加さん、話だけでも聞いてもらえませんか?」

美加「いつでも相談にのりますよ」

守「それと、今度美加の誕生日なんですが、何を買えば悩んでるんです。
好みも似てるし、美加さんがこれ欲しいっていうもの選んでもらえませんか?
美加、気にいらない物だと、こんな物要らないって言うし、正直困ってるんです」

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