美加、時空を越えて
そんな事を考えていると島美加が言った。

「どうしたの?
いつもはこれうまい、とか美加要らないなら僕にくれって、いつも何か煩いくらい話しているのに、今日は静かね」

守「ああ」

島美加がいたずらっぽい目で守を見る。
「ひょっとして美加さんの事、考えてた」

守がびっくりして島美加の顔を見る。

「図星?」

守が、後ろに倒れそうになるくらいに驚く。

「なんで分かった?僕が美加さんの事考えてるって。
海で2人が溺れてたらどちらを助けるかって」

「で?どっちを助けるの?」

守の長い沈黙。

島美加が、口を尖らせて不服そうに言う。
「えー、何?
そこ、考えるとこ?
今の傷ついた。
ああ、傷ついてないかな。
なんか美加さんならいいかなって思ってる。
美加さんは私じゃないかって思う時があるのよ。
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