パラドックスガール

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ずっと知ってた｡気づかないふりしてただけ｡
気づいたら､絶対に離せなくなるってわかってたから｡


「好き」とか「僕の」って言葉に束縛されることに安心してた｡
だって､その言葉を囁いている間はあたしのものだから｡

肯定すれば､きっとしあわせを手に入れられる｡



でもそれが壊れたら？



もう隣にもいられなくなるじゃない｡

そんなの嫌｡
あんたの中からあたしの居場所がなくなるくらいなら､隠し通すよ｡









しあわせが怖いんだ｡
あんたがずっと隣にいてくれる保証がないから｡












どうして再生ボタンなんてあるのかな｡

思い出したくなかったよ｡



To be continue...



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