穢れなき雪の下で
「たまたまさ、彼氏と行った時にかっちゃんに会ったんだよ。
 まさか、上京してるなんて思わなかった」

そこまで言うと、また、今にも泣きそうな顔に戻る。



「でね、かっちゃんが教えてくれたんだ。
 あの人には別の女が居ること。

 その人と、今日、そこでデートの予約してるってことも」



一気にまくしたてると、ごくっと何かを飲み込んで、無理やり笑顔をひねり出した。


「それって、個人情報保護違反ってやつだと思わない?」
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