ラブリー生活
 私は長い間直樹の事が好きだった。

でも何度も告白されてもいつも返事は同じ。
時々直樹に怒られた。
同じ返事ばかりだから怒られるのも仕方ないけど(笑)。

時々私は竜輝の事を思い出している。
『それは前みたいに楽しく話せたらいいのにな~』なんて思っているから。

竜輝の一言で私の心は動いた。

いつもの様に何気なく1日を過ごしていた。
掃除の時間、私たちの班は美術室掃除をしている。
美術室は床が滑り易くなっているから私と直樹以外はみんな遊ぶ。
直樹も時々入るけどすぐ止める。
だからほぼ2人で掃除をしている。

私が掃除をしていると竜輝が私に向かって滑ってきた。
でも私は避けるつもりははなかったんだけど、歩いたら避けた感じになった。
竜輝は壁に足をぶつけたみたいだがみんな無視。
いつもの事だから。

竜輝は私の服を引っ張った。

「何?」
「杏、酷いよ。避けるなんて」
「竜輝が遊ぶから悪いんでしょ」
私は冷たい言葉を言った。
竜輝に放してもらいたくて。

でも意味なかったみたい。
「杏ちょっと座って」

竜輝は少し怒ってた。
私は渋々座ると竜輝はニコッと笑った。

「杏、今俺の事どう思った?」
「おちょけ」
「短い。もっと何かあるやろ」
「無い」

私は竜輝の手をそっと放し立った。

竜輝も立って私に抱きついてきた。

ビックリしたけど何も言わなかった。


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