あくまで天使です。
受け入れたくない現状を突き付けられた私に、月緋は寂しい一言。
「とりあえずあんたがどうにかして。このままじゃ練習できないから」
トンっではなくバッシーンという強さで背中を押され、しぶしぶフェンスまで猛ダッシュ。
本気で走ってくるとは思ってなかったらしく、豆鉄砲を食らったような顔をされた。
「よぅ。てめぇ結構足早いんだな。ただの鈍足かと思ったが」
「思ったが、じゃない!なんでここにいるのよ!」
目くじらを立てて怒鳴る私を、不思議そうに見降ろし
「なんで来ちゃいけねぇんだよ」
「だーかーらー!あまりむやみやたらに外出すんなっつーの!」