あくまで天使です。
「ああ。あいつら悪心の塊が天界を占めようと調子こきやがるんだよ。んで特攻天使隊がそいつらとバトるんだ」
あんたは悪心の塊じゃないのかね。
堂々と馬鹿阿呆と言いまくるべリアルに、私は首を傾げてやった。
「それでそれで?」
私は抑えきれない好奇心をさらけ出す。
「他には………環境天使隊とか、人々の間にまぎれて現状を報告するとか」
「へーー」
「まぁ!それはそれでいいんだよ馬鹿」
べリアルはばっさりと話題を切り換えた。私は不満げに頬を膨らませる。