あくまで天使です。
「あーあ。勝ちたかったわ」
「仕方ないよ。強かったもん」
「死ねば?」
「えっそんなにクレイジーなこと言った!?」
球技大会が終わり、各々の教室へ帰る途中、「姉貴ー」と大きい声が近付いてきた。
声のした方向を見てみると、三兄弟とその後ろを悠々と歩くべリアルがいた。
マナブだけ長距離走を走ったあとみたいに息が切れている。
「ご無事ですか?足、ひねったって聞きましたけど」
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