あくまで天使です。
男性がなだめるような口調で月緋に言った。
「え?」
「あら。彼女が私じゃ不服だっていうの?」
「そうは言ってないだろ?それより僕の好みは………ナギサさんみたいなチャーミングな方なんだよ」
ちらりと爽やかに私を見据える。
「あら正直に………おほほっ」
「こんなやつに世事なんて吐く口がもったいねえよ」
せっかくいい気分だったのにべリアルが台無しにしてくれたわっ!
いやいやそんなことより………。