あくまで天使です。


はぁと押し寄せてきた疲労に眉間をもむ。


今日はだめかもしれない。でもまた明日がある。


明日に希望を抱き、今日はあきらめよう………。


「よかったですね~貴女で最後ですよ!」


あーはいはい。そんなこと言わなくていいから。聞かされる身にもなってほしいもん………だ?

我に戻ればガングロメイクの店員がプリンを差し出している。


「買いますか?」


ああ、この子が天使に見えるよ!真黒だけども!


ということで、私は勝ち組に降臨したのであった。


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