あくまで天使です。

悪魔のmentality




俺は自分の名前が嫌いだった。ああ大っきらいだとも。


誰が無価値なんて名前好きに何だって話だ。


兄貴は兄貴で俺をゴミ扱いしてくるわ、他の野郎どもは俺をクズ扱いするわ。


本気になりゃ、あいつら全員見返してやることもできたのだが面倒だった。


別にそこまで必死になったって俺にはいいこと一つもねぇからな。


好き勝手に生きて、好きに死んでいく。それが俺のあこがれた生き方だ。


どうせ死んだって、いなくなったって誰も気にしてくれねえだろうしな。


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