先生・・・大好き。
先生の家
「沖田、じゃーん。これが俺の家だ。」

そこには、すごく高い高層ビルが建っていた。

「先生、こんなところに住んでるの?」

「まぁな、すごいか?」

「べつに~」

はぁ、やっぱり素直になんてなれないなぁ

「よし、じゃぁどっちが早く俺の部屋までいけるか、競争な。ちなみに俺の部屋は、5階だ。」

「あっ、意外と低いんだ」

「なにか文句あるか?」

「いえ、何も」

「位置について、よーい、スタート」

この合図で、あたしと先生は、階段を駆け上がった。

「葵、疲れたか?」

「なにそれ、まだ高校生だもん。つかれないよ。それより、先生のほうが疲れてるんじゃない?」

「おれを、なめんなよ。これでも陸上競技で市内一位だったんだぞ」

ププッ

「ゴメン先生。つい笑いが・・だって、市内でしょ?」

「バカにすんじゃねーぞ。市内でも、すごいもんは、すごいんだよ」

「先生って、子供っぽい」

「おいっ」

先生は、そう言って少しの間、立ち止まって考えている。
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