青い月の夜に
段々と店がたくさん建ち並んでいる繁華街に差しかかる。
夜だというのに街は賑わっていた。
家から結構近いのに、夜の繁華街に来たことは無かった。
夜の街は昼間と違った雰囲気を持っていた。
私はキョロキョロと辺りを見回す。
「田舎もんみてぇ……」
ハルキが空いている方の手の甲を口に当てて笑いを堪えている。
「何よ!夜の街って来たこと無いんだからしょうがないでしょ!」
頬を膨らませてむくれると、その瞬間ハルキが吹き出した。