青い月の夜に
顔を上げると何やらお店の前だった。
レンガ造りの壁に木の扉。
いかにもオシャレな雰囲気が醸し出している。
そっとハルキを見やると誇らしげに一つ笑みをこぼし、扉を開けた。
店内に入るとジャズが流れ、間接照明は明るすぎず暗すぎずいい塩梅で、外観同様にオシャレな雰囲気が漂っていた。
「ここって、バー……?」
カウンターの後ろに並ぶ色とりどりのお酒の瓶がそう連想させた。
「そ、しかも俺の行きつけのな」
ハルキはレアだぜと笑うと私を連れてカウンターに座る。