お姫様だっこ




「美優!?」



「菜帆…俊も来てくれてたんだ?」




「当たり前だよ!!良かった……ちゃんと目覚めて」



菜帆の目が真っ赤…。




また、



いっぱいいっぱぃ



泣いてくれたんだね‥。



「あ…あのね、いっぱいジュース買ってきたの!ど…どれがイイ?!イッパイあるからね、何でも揃ってるよ!?美優どれが飲みたいかわかんなかったから…うんとね…うっ…うぅっ」



「コイツずーっと泣きっぱなしでさぁ。どうにかしてくんね?」



俊が菜帆の横で困った顔してた。




「菜帆ー?ありがとう。また泣かせてごめんね?…おいで、ヨシヨシしてあげる♪」




菜帆が泣きじゃくりながらあたしの所に来てくれた。




愛を込めて、菜帆の頭を撫でてあげた。





「菜帆…笑って?あたし大丈夫なんだから」



「うん!!」





菜帆がいつもの可愛い顔で笑った。
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