お姫様だっこ


ピピピピピッッ!





目覚まし時計を止めて起き上がった。




今日は文化祭本番。



準備は順調に進みバッチリ完成した。


いつも通り準備をして学校へ行く。


「おはよぉ研♪」
「おはよ」


手を繋ぐ。


「いよいよ本番だぁ!ワクワクするなぁ♪」



「制服って、もしやミニスカート?」


「もっちろん♪」




あたしの言葉でムッとした表情に変わる研。



「パンツ見えないように気をつけろよぉ?」


「ばか!!」


研の背中を思いっきり叩いてやった。


「いってぇ!!…だってさぁ、色んな奴が来るんだぞ?お前の生足をエロい気持ちで見る奴がいるって考えただけで俺はムカつく!!」




研は何を言ってんだか…

「大丈夫だよぉ。…ねっ?」



研を宥める。



ずっと拗ねてる研をほっといてあたしは一人るんるん気分でスキップしながら学校へ向かう。




門の前にはデカデカと文化祭の看板が掲げてある。
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