お姫様だっこ
「鉄…」
目の前には鉄が立ってた。
心配そうな顔で。
「どうした?なんで泣いてんの?研と一緒じゃないのか?」
鉄は優しくあたしの背中をさすってくれた。
「俺、暇なんだ。話きくよ?何でも話してみぃ?俺で良かったら、だけどな」
あたしの肩を持ってベンチに座らせてくれた。
鉄も横に座る。
あたしは持っていたバッグからハンカチを出して涙を拭いた。
少し間を置いて
鉄に話した。
さっき起こった全てを――――――――――