お姫様だっこ
研もあたしをズット好きだったんだぁ…
嬉しいなぁ♪
すっごく嬉しい!!!
「早く言ってくれれば良かったのにぃ」
「いやぁ、いきなり告っても迷惑と思ってさ。一緒にいて笑ってるけどドコか掴めねぇなぁと。いきなり寂しそうな顔したりさ。そういうの気になってイツも美優見てて話すほどドンドン好きになってくし。」
照れながら話す研が愛おしかった。
可愛い♪
「じゃ、あたし達を出会わせてくれた菜帆と俊に感謝だね」
「そぉだなぁ。あいつら付き合ってなかったら俺達出会ってなかったかもな」
「うん。…でも、あたし達きっとドコかで出会ってたよ!ドコかでズット繋がってた気がするんだぁ。研とは。」
本当にそんな気がしたんだ。
最初から気になってて。初めて話した時も違和感が無くて。
研のそばは居心地がよくて…温もりを感じた。
「でも、こんなにアッサリうまくいくとは思ってなかったけど」
「俺も。やっぱ俺ら、運命の相手じゃね?」
運命の人――…
こんな素敵な人が運命の人。
こんな幸せあるんだね。
あたしは不幸な女だってズット思ってたけど。
研のおかげで幸せな女に近づいたよ。