お姫様だっこ



研が来る方向に歩き始めた。


「あ!!」


研見えた。



あたしは走り出す。

最高の笑顔で。



早く、早く研のそばに行きたい…!!


途中コケそうになったけど、大丈夫だった。


ちゃんと研の胸に飛び込めた。



「危なかったぞお前。絶対コケると思ったよ。あー心配した…」



「えへっ♪大丈夫ょん。だって、コケても研が助けに来てくれるでしょ?」


「ま、そうだけどな」






研と手を繋いで菜帆と俊が待つ場所へと歩き出した。
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