お姫様だっこ
「ねぇねぇーお腹すいたぁ。何か食べよぉよ」
いつのまにか菜帆と研のじゃれ合いは終わってて菜帆が言い出した。
あたし達はパスタ屋に入った。
注文した後、菜帆が一言。
「美優と研って美男美女カップルだよねぇ♪」
「なにイキナリ?」
あたしは菜帆の思いがけない言葉に驚いて目を見開いたまま停止状態…。
「菜帆、お前なぁ当たり前の事言うなよなぁ。」
研が偉そうに言ってるよ。
もちろん4人で大爆笑♪
「でもさぁー美優のファンが黙ってねぇかもよ?」
俊がパスタを頬張りながら言ってきた。
へっ!?あたしのファン?
「ほんとだぁ。美優のファンいっぱい居るからねぇ。研ボコボコじゃん?」
キャハッて菜帆が楽しそうに笑った。イタズラっ子みたい…
いや、笑い事じゃないよ菜帆……
意味がわからなくて固まってるあたしをよそに研もパスタを頬張りながら話し出した。
「俺が負けるとでも?誰でもかかってこいだよ。誰が相手でも負けねぇ!」
研かっこいい…けど、心配なんですけど。
そして更にあたしが心配になる事を俊が言い出した。