こんな私でいいのかな…【2】
修杜は、検査に行ってしまった。

そして残った、雄ちゃん?と私。

気まずい空気が流れている。

「理帆、もう一回熱計って」

先に口を開いたのは雄ちゃんだった。

心配そうで優しい声

やっぱ怒る時の声とは違った…。

「うん。病人には優しい声だね」

「当たり前だろ、」

いつもに戻った。

少しして体温計が鳴った。

ピピピピ♪

「理帆、見せて」

優しい声だった。

「うん、」

体温計を差し出すと少し怖い顔になった

「今、薬持ってくるから」

そう言い、病室を後にした。

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