私はペットです。雌犬です。

「あなたも知ってるでしょ?優くんは、人気アイドルなのよ。その優くんが、女の子と同居なんてバレたら、大変なのよ」


わかってるよ
だから、バレないように…


「貴女は、優くんの負の要因にしかならない。…住む世界が違うのよ。貴女と彼じゃね」


原山さんの言葉は何一つ間違っていない

だから、一言一言がグサグサ胸に刺さる

でも…私は…
優さんと一緒にいたい…よ…


「…優くんを想うなら…離れなさい…貴女じゃ、彼を不幸にするだけよ」


私の思考を読み取ったように、原山さんが言った

瞳に溜まっていた涙が頬を伝う

私は…優さんを不幸にする

さよなら…
しないきゃいけないの?

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