私はペットです。雌犬です。

「あぁ…そろそろ病院戻んないと…」


そっか、優さん…
過労で倒れたんだった

無理させちゃったかな?


「ツラいのに…来てくれてありがとうございました」

「ツラいから…会いにきたんだよ。笹谷さんを頼ってまで。…心菜は、俺の癒しだから。今、会って、抱き締めて、キスして…随分と癒された…もう大丈夫。すぐに、復活するよ」


っと言いながら、私の額と頬に、ちゅっとキスを落としていく

そして、最後に唇にキスをされる


「じゃ、行くね。引っ越しの準備しとくんだよ?」


そして、優さんはそれだけ言って、病院に戻って行った

再び1人になった部屋

でも、もう寂しくなかった

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