天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
アリスカと宴、二人しか居ない筈の部屋の中。
その部屋の片隅に、天神学園の男子制服を身につけた人物が腕組みして立っていた。
「どうも近頃、邪な臭いがプンプンと漂ってくるでな…警戒はしておったのじゃが…」
彼…いや彼女は、左の金色の瞳を輝かせる。
「まさかわしがついていながら、このような事態にまで発展しておるとは…すまなんだのぅ、ロシア娘」
「ア、アスラ・メイデン!」
クタリと横たわる意識を失ったアリスカを放置し、宴はサッとアスラと対角の位置に飛び退いた。
「半人半神の貴様が、何故この露西亜女を助けに来るっ?」
「知らんのか?啓太もロシア娘も、わしの知己でのぅ…」
金色の瞳が細まる。
「ロシア娘の肌に触れるは、啓太以外はこのわしが許さぬよ」
その部屋の片隅に、天神学園の男子制服を身につけた人物が腕組みして立っていた。
「どうも近頃、邪な臭いがプンプンと漂ってくるでな…警戒はしておったのじゃが…」
彼…いや彼女は、左の金色の瞳を輝かせる。
「まさかわしがついていながら、このような事態にまで発展しておるとは…すまなんだのぅ、ロシア娘」
「ア、アスラ・メイデン!」
クタリと横たわる意識を失ったアリスカを放置し、宴はサッとアスラと対角の位置に飛び退いた。
「半人半神の貴様が、何故この露西亜女を助けに来るっ?」
「知らんのか?啓太もロシア娘も、わしの知己でのぅ…」
金色の瞳が細まる。
「ロシア娘の肌に触れるは、啓太以外はこのわしが許さぬよ」