天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
「そういう男としてのガツガツしたとこがあっても、いいんじゃないかな、啓太は」

ベンチの背凭れに寄りかかるショーナ。

これだけ明け透けな性格だと、啓太やアリスカを見ていると口出しせずにはいられないのだろう。

「そういう事言うと、嫌われると思ってる?」

「…………」

コクンと頷く啓太。

「何言ってんの、アリスカは功刀先輩にお尻叩かれたり胸揉まれたりしても相談に行ったりしてんのよ?」

「っっっっ!」

尻は琉から聞いていたが、胸は初耳だ。

「功刀先輩何て羨ましい…」

「え?啓太何て?」

「いいいいい、いえ!何でも!」

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