俺はその時、どう行動するか。
――――20:47





ホテル白熊の正面玄関に到着すると俺と綾音は先に車を降りた。





「あー寒い寒い」


そそくさと玄関を抜け、ロビーを歩きながら俺は思い出したように言った。



「綾音、そういやここの売店覗いてみた?」


「いえ、バタバタしていたのでまだですね」


「綾音はお土産とか買わなくていいの?」


「あ!そういや友だちからお土産頼まれてたんですよ。ここ良かったんですか?」


「うん。面白い限定商品がたくさんあったよ」



限定商品、という言葉に綾音は瞳を輝かせる。



「じゃあ…ちょっと見てから行きましょうか」


「あ、俺はちょっと煙草吸いたいから先に見ててくれる?後からすぐ行くよ」


「そうですか、じゃあ私先に行ってますね」



綾音はニッコリ微笑むと、小走りで売店へ向かって行った。


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