俺はその時、どう行動するか。
「分からないって…なにがですか?」


「実は今日の昼間に、澪と喧嘩してさ」


「喧嘩って…もしかして私のことで何か」


「いや、綾音は関係ないから大丈夫だよ。俺と澪の問題」


「そうですか…」





少しホッとした表情を浮かべる綾音に俺は話を続ける。






「なんかさ、俺って澪にとってどんな存在なんだろうなって…」


「え?」


「俺が澪に必死に尽くしても、アイツにとってはきっとそれが当たり前なんだよ」





俺がどんなに我慢をしても、澪はそれを分かっちゃいない。


未だに澪から連絡ひとつないのが良い証拠だ。






「そんな…きっとそんなことないですよ」




落ち込む俺に、綾音は優しくなぐさめてくれる。


それがまた心地好くて、俺はさらに綾音に甘えてしまう。





ダメだって思いながら、綾音に言いたくなってしまう…






「俺も…澪がいなかったら綾音のことを好きになってたかもしれない」








< 129 / 224 >

この作品をシェア

pagetop