俺はその時、どう行動するか。
健二は髪をボリボリかくと難しい顔で考え込む。


そしてしばらくしてから真剣な顔で俺を見た。






「…そうゆうことか、わかった。今の話は聞かなかったことにしてやるよ」


「え?」


「部屋がないならお前は今から俺の部屋で寝ろ。んでその女のことは墓場まで隠し通せ」


「いや…」


「遊び心なんだろ?だったらこれ以上、澪ちゃんを傷付けんな」






健二はそう言うとベンチから立ち上がった。





「どこの部屋?荷物は俺が取ってきてやるわ。ついでにその女の子にも話しもつけといてやるから」




今にも行動しそうな健二を俺は止める。





「いや、健二、違うんだ…」


「なんだよ?まだなんかあんのかよ?」





振り返る健二に、俺は膝の上の拳をギュッと握り締める。






「遊びじゃ……ないんだ」


「…あんだって?」



「遊び心じゃなくて…本気で好きになって…抱いたんだ…」





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