俺はその時、どう行動するか。
だけどそんな俺の心を読んだように綾音は首を振る。



「大丈夫です。私なんて女だと思わないでください」


「そ、そんな無茶苦茶な」


「状況が状況ですもん…!幸い私が泊まる部屋はロッジタイプの方ですし、それにただ泊まる場所が一緒なだけで、明日からはまた他人です」


「!」


「そうですよね?悠人さん…」




綾音は真剣な瞳で俺をジッと見つめた。


明日からは、また他人…


綾音の言葉に俺はコクンと頷いた。



「じゃあ問題ないですよ。神様も…澪さんも必ず許してくれます」



綾音はニコ…と小さく微笑むと俺の手をギュッと握り直した。




…そうだよな。


今日1日の出来事を包み隠さず澪に話せば…。


俺、本当に悪い事はしてないし…。





し、してないよな?





「悠人さんは悪くないですよ」


俺の心の声がまるで聞こえてたかのように綾音は優しくそう言った。









澪との結婚式まで
残り、20時間――――…


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