俺はその時、どう行動するか。
「げ!澪から電話だ」


「え?」


「と、とにかく…風呂は綾音が先に入ってくれて構わないからね?」



俺はそれだけ言うとコートを羽織りバルコニーに出た。


なんとなく…綾音がいる空間では澪と話せない。


きっと今夜、ここに泊まるという後ろめたい気持ちがそう思わせるんだろう。



バルコニーのガラス扉を閉めると、外はいつの間にか吹雪がおさまり雪がちらつく程度になっていた。


よし…、寒いけどこれなら外でも大丈夫だ。




――――ピッ



「もしも」


『ちょっと!電話に出るのに一体どれだけ待たせるつもりですの?』



電話に出るなり澪の声が耳を突き刺した。



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