俺はその時、どう行動するか。
―…って明日結婚する男がダメだろ、しっかりしろ俺!





「席、お隣さんみたいですね」


「え?」


「私、ここなんですよ」


女性は先程窓際に座っていた俺の、隣の座席を指差した。


「宜しくお願いしますね」


女性は可愛らしい笑顔を俺に向ける。



ドキッ…!


こんな可愛らしい女性に、宜しくお願いなんて言われたら…

ヨロシクしない男はいない。




「あ、良ければ窓際いいですよ」


カッコつけたい俺は気付くとそう言ってしまっていた。


「え?でも…いいんですか?」


「構わないですよ、俺もトイレが行きやすいほうが楽なんで」


狭い通路に立ったまま、俺は女性を促すようにその背中に軽く触れた。



「じゃあ、お言葉に甘えちゃいますね…実は窓際で外の景色見たかったんですよ」


女性は愛らしいその頬をピンクに染めて、窓際に座った。


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