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そのスティクに力が込められると、剥ぎ取るようにメイド服のボタンが落とされていく。


酷く歪み卑猥に微笑む執事。



「貴女というお方は、本当に理解し難い」


胸元が露になってゆく……だけど、その光景にはあまり興味がなさそうな執事。


それよりも、いつ私が泣き出すかを楽しみに待っているようだ。



「先程もあのような事件に巻き込まれたのに、また同じように拘束されても、心理的なダメージは全く見られないのですね? 私には、カウンセリングなど必要ないようにしか見えないのですが……」


「やめてよ……」



「どうして……そのように冷静でいられるのですか? 貴女が泣き叫べば……私が極上に甘く癒して差し上げるのに」


柏原は、再度スティックを私の喉元に突き付ける。



「どうしたら……貴女は、俺の思い通りになる?」










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