BLack†NOBLE

『彼女のこと頼んだぞ。命にかえても守れよ。
 信頼してるからなジェロ』


『信頼……は、はい! 俺もメルフィスの一員、掟に従う者ですから!』


 ジェロは嬉しそうな顔をした。サイズの合わないスーツを気にするのはやめたようだ。



 ステップを降りると爆音と爆風の中、ヘリの機体が姿をみせた。コンクリートの塀で囲まれた庭で、器用に回転して着陸する。


 

『行こう、レイジ』




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