BLack†NOBLE


『この子の顔がみたい……アリシア。俺はそれを望んでる』


 クロードの髪に指を通して、その黒髪をくしゃくしゃにする。 だけど艶やかな髪は、どんなにくしゃくしゃにしてもサラリと艶やだ。

 諦めて形のいい後頭部を撫でて、クロードの首に腕を回した。


『見せてあげる。だから、うんと可愛がってあげてよ。二人で育てよう。この子、クロードみたいなパパがいて世界一幸せ者だよ』


 ギュッと抱き着くと、クロードも優しく抱き締めてくれる。


『クロード、自分のこと大切にしてよね。そうじゃないと私も自分のこと大切にできない』



 クロードが大切。大好き。この子だって絶対にそう思うはず。






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