BLack†NOBLE

 
 クロードは、黙ったままだ。あの時の瑠威と同じ顔をしている。



『だから、私はクロードとずっと一緒にいる。

 クロードなら、私もこの子も、いっぱいいっぱい愛してくれるって信じてるから』


 クロードの胸に頬を寄せると、顎を掴まれて強引にキスされる。 唇と唇が触れ合うだけのキスだ。



 いつもなら、もっとスゴいキスをしてくれる。


 頭の中が、真っ白になって唇からクロードにのまれちゃうような……スゴいキスをしてくれる。




『どうしてこんな簡単なキスなの?』



『俺だって、普通の男だから……』



 意味がわからずに、首を傾げると、 クロードはベッドサイドのシェードランプの明かりを消した。




『もう寝るぞ』




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