空想い
「・・もしもし」
『あ、高宮か?
佐久間だけど・・・
体調はどうだ?』
・・ほんとは別の事が
聞きたいくせに
「さっき帰ってきたばっかり
だから、変わってないし」
『そうか。
じゃあゆっくり寝てないとな』
「先生から電話かかってきたから 起きたんですけど」
『あ、そうかそうか。
それは悪かった!
・・高宮
家に誰もいないのか?」
「母は仕事でいません。
もう電話切っていいですか
えらいんですけど」
そう冷たく受け答えすると
佐久間が受話器越しで溜め息を
ついたのがわかった