とけないゆき
私はもう少しで、キレそうだった。



自分の顔を褒めて欲しかったんじゃなくて



髪の毛が綺麗なだけで抱きしめてきたこいつに


ドキドキした自分が恥ずかしすぎて


心が痛かった。




「まさか、顔面だとでも?」



意地悪そうな笑みを見せてきた。


たとえ一瞬でも、ドキドキした自分が馬鹿みたい。




私は全面しかとをした。



「きいてんのか?」




私の頬をつまんできた。


妙に痛いし、気持ち悪い。
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