とけないゆき
「なあ、由紀。」



・・・・・・由紀!?



こいつ、なに勝手に私のこと名前で呼んでんの。




百花は良いかもだけど、私あんたなんかに呼ばれる筋合いないのに。




「苗字で呼んでください。高野君。」



私は振り返るとそういい残して立ち去ろうとした。



「はいはい。相沢さん。さようなら。」








それからしばらく



あいつ


高野の胸の中の感覚が消えなかったことは


誰にも秘密だ。
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